〔NY外為〕円、154円近辺(25日朝)
【ニューヨーク時事】週明け25日午前のニューヨーク外国為替市場では、次期米財務長官に財政規律を重視するベッセント氏が指名されたことを受けて円買い・ドル売りが先行し、円相場は1ドル=154円近辺に上昇している。午前9時現在は153円90銭~154円00銭と、前週末午後5時(154円75~85銭)比85銭の円高・ドル安。
トランプ次期米大統領は22日、米財務長官に投資ファンド経営者のベッセント氏を指名した。ベッセント氏が財政規律を維持するとの見方が広がり、海外市場では円買い・ドル売りが先行。ニューヨーク市場入りしてからも、その流れが続いている。米長期金利が急低下していることも、ドル売りを誘っている。
一方、市場参加者の間では、ベッセント氏が米メディアのインタビューで示した「ドルの準備通貨としての世界での地位を保つ」との見解をドル高容認と受け止める向きもあり、円の上げ幅は限定的となっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0520~0530ドル(前週末午後5時は1.0418~0428ドル)、対円では同162円00~10銭(同161円23~33銭)と、77銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
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最終更新:11/25(月) 23:35