〔米株式〕ダウ9日ぶり反落、81ドル安=物価統計控え利食い売り(13日)☆差替

5/14 5:24 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週明け13日のニューヨーク株式相場は、今週発表される米物価統計を控え、利益確定売りが優勢となり、9営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比81.33ドル安の3万9431.51ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は47.37ポイント高の1万6388.24で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比5729万株増の9億4556万株。
 この日は米主要経済指標に関しては手掛かり難だったが、取引序盤のダウはこのところの米利下げ期待で買われた流れを引き継ぎ、堅調な値動きを示した。ただ、前週末まで8営業日続伸したこともあり、徐々に売りが広がり、ダウは中盤にマイナス圏に沈んだ。
 市場では、米利下げの行方を探る上で今週公表される消費者物価指数(CPI)が特に待たれている状況。様子見ムードも漂う中、終盤のダウは軟調に推移したが、下げ幅も限られた。ダウ銘柄では、キャタピラーやスリーエムなどの資本財銘柄が総じて堅調だった一方、金融株は軟調だった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長が、インフレ鈍化の持続的な進展を確認するまで、政策金利の維持が適切との見解を示したものの、相場への影響は限られた。
 個別銘柄では、ホーム・デポが1.6%安。アメリカン・エキスプレスが1.5%安。マクドナルドが1.3%安。トラベラーズが0.9%安。石油大手シェブロンが0.8%安。メルクとプロクター・アンド・ギャンブルとアムジェンがそれぞれ0.6%安。
 一方、インテルが2.2%高。ナイキが2.0%高。アップルが1.8%高。(了)

時事通信

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最終更新:5/14(火) 5:35

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