前場コメント No.7　アピリッツ、大塚ＨＤ、ｎｍｓＨＤ、明豊エンター、メイコー、ＢｌｕｅＭｅｍｅ

★10:36　 アピリッツ－大幅安　今期営業益13％増　市場コンセンサス下回る
　アピリッツ<4174>が大幅安。同社は15日、25.1期通期の連結営業利益予想を6.8億円（前期比13.1％増）だと発表した。市場コンセンサスは7.0億円。

　24.1期通期の連結営業利益は6.0億円（前の期比29.6％増）だった。

　また、25.1期の年間配当予想を16.0円（前期は12.0円）にすると発表した。

　なお、株価は今期予想が市場予想を下回ったことから売りが優勢となっている。また、同社は総還元性向30％を目標としているが、今期配当予想が配当性向15％程度水準にとどまったことから、失望売りが出ている面もある。

★10:47　 大塚ＨＤ－急騰　住友ファーマとのライセンス契約を改定
　大塚ホールディングス<4578>が急騰。同社は15日、住友ファーマ<4506>およびその米国子会社であるＳｕｍｉｔｏｍｏ　Ｐｈａｒｍａ　Ａｍｅｒｉｃａ（ＳＭＰＡ）との間で2021年9月に締結したライセンス契約を改定したと発表した。

　同社傘下の大塚製薬はｍ住友ファーマおよびＳＭＰＡ社と、精神神経領域で開発中の「SEP-363856」、「SEP-4199」、「SEP-378614」、「SEP-380135」の4つの新薬候補化合物について、全世界を対象とした共同開発および販売に関するライセンス契約を締結していたが、同契約改定により、大塚製薬は「SEP-363856」および「SEP-380135」について、全世界における開発、製造および販売を独占的に行う権利を有することになる。一方、2024年1月以降の試験費用は大塚製薬が全額負担するとしている。また契約改定により、最大6億2000万ドルとしていた大塚製薬が住友ファーマに支払うマイルストンは3000万ドルに変更された。

　株価は試験費用の増加よりも、マイルストンの減額および世界における開発、製造および販売を独占的に行う権利を有することを好感した買いが優勢となっている。

★10:51　 ｎｍｓ－上げ幅拡大　傘下2社が事業連携を推進　国内生産体制を強化
　ｎｍｓ ホールディングス<2162>が上げ幅拡大。同社は18日10時、グループ会社のパワーサプライテクノロジーと志摩電子工業が事業連携を進めると発表した。

　志摩電子の実装技術とパワーサプライテクノロジーが有する生産技術、設計開発機能との相乗効果に加え、志摩電子のマレーシア生産拠点を活用する。これにより国内との連携で機動的な生産体制も整え、顧客のニーズに幅広く対応するとしている。

★10:52　 明豊エンタープライズ－大幅高　上期累計最終益黒字転換　会社計画から上振れ
　明豊エンタープライズ<8927>が大幅高。同社は15日、24.7期2Q累計（8-1月）の連結営業利益は8.4億円（前年同期は4600万円の赤字）だったと発表した。会社計画の3.7億円から上振れて着地した。
　
　3Q以降の販売を予定していた案件について、繰り上げて販売を行うこととなったほか、販売済み案件で想定より高い利益率・利益額を確保できたことなどが寄与した。

★11:08　 メイコー－東海東京が目標株価を引き上げ　24/3期営業利益は計画比上ぶれ、25/3期も業績続伸を予想
　メイコー<6787>が急伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、24/3期営業利益は計画比上ぶれ、25/3期も業績続伸を予想。投資判断は「Outperform」を継続、目標株価は4100円→5900円に引き上げた。

　東海東京では、24/3期営業利益は会社計画を上回る115億円と予想。25/3期以降は国内外のEV関連ビジネスやPKG関連ビジネスが立ち上がる可能性があり、ベトナム第3工場（MSAP工法のモジュール・PKG基板）、宮城県石巻第2工場（SAP工法によるPKG基板）、山形天童工場（高品質の車載ビルドアップ基板）などへ投資を拡大し、中期的な需要増加に対応する計画という。25/3期は車載向けが牽引して営業利益は過去最高益を更新し、26/3期も続伸すると東海東京では予想している。

★11:10　 ＢｌｕｅＭｅｍｅ－急騰　「アジャイルオンデマンド for OutSystems」サービスを提供開始
　ＢｌｕｅＭｅｍｅ<4069>が急騰。同社は15日、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる新たな開発サービス「アジャイルオンデマンド for OutSystems」の提供を開始すると発表した。

　三井情報（東京都港区）が同サービスの販売を手がけるとしている。