現在値 | ||
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NF NASDAQ-100NH | 28,275 | +380.00 |
NF NYダウ30種NH | 58,790 | +190.00 |
日興 上場S&P500米株 | 8,715 | +65 |
SPDR S&P500 ETF | 79,930 | +580.00 |
SAM NYダウETF | 50,300 | +620.00 |
<チェックポイント>
●オンライン小売が急増―アマゾンのプライムセールが寄与
●自動車は値下げの影響で減少に転じる
●市場、米利下げ開始は9月以降との見方広がる
米商務省が15日に発表した3月の小売売上高(季節・営業日調整後)は、前月比0.7%増の7095億9000万ドルと2カ月連続で増加し、市場予想の平均値である0.4%増を大幅に上回った。前年比は4.0%増だった。
全体では13業種のうち、8業種が増加、5業種が減少した。オンライン小売が前月比2.7%増と、前月の0.2%増から急加速。オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>が3月下旬に実施したプライム会員向けセールが寄与した。どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスが同2.1%増(前月は1.0%増)、ガソリンスタンドも同2.1%増(同1.6%増)と、それぞれ高い伸び。
このほか、ホームセンターなどの建築資材・園芸が前月比0.7%増(同2.3%増)と、堅調を維持。市場が景気のバロメーターとして注目しているレストラン・バーの外食も同0.4%増(同0.5%増)と伸びた。
対照的に、月ごとに変動が大きい自動車は前月比0.7%減と、前月の2.5%増から減少に転じた。自動車は販売低迷で値下げしたことが影響した。電子機器・家電は同1.2%減と、前月の1.3%増から減少、アパレルは同1.6%減(前月は0.2%増)となった。
自動車・同部品だけを除いた小売売上高は、前月比1.1%増と市場予想の0.5%増を上回った。ガソリンスタンドを除いた小売売上高は同0.6%増、自動車・同部品とガソリンを除いた小売売上高は同1.0%増と市場予想の0.3%増を上回った。
市場が注目する、ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比1.1%増となり、市場予想の0.4%増を大幅に上回った。コア小売売上高はGDPを構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標。
市場では、インフレの長期化にもかかわらず、2カ月連続で増加するなど消費者は自由裁量支出を増やしており、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げサイクルの開始が9月以降に遅れるとの観測を強めている。
<関連銘柄>
NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
SPD500 <1557> 、NYダウ <1679> 、NYダウブル <2040> 、
NYダウベア <2041>
(イメージ写真提供:123RF)
ウエルスアドバイザー
最終更新:4/16(火) 8:36
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