米投資銀行B.ライリー、野村からの借り入れを延長-決算報告遅延

3/28 13:45 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ブティック型投資銀行の米B.ライリー・フィナンシャルは、2023年の監査済み財務諸表を提出するため、資金の貸し手との契約を延長している。同行を巡っては、元ビジネスパートナーとの取引に疑念が生じている。

当局への27日の届け出によれば、B.ライリーは野村ホールディングスとの既存のクレジット契約に基づき借り入れを4月29日まで延長した。追加手数料は発生しない。B.ライリーは「全期間を必要とするとは考えていない」としている。

B.ライリーは、米証券取引委員会(SEC)に監査済み年次決算報告書を期限までに提出することができず、猶予期間内にも間に合わなかった。融資条件は会計年度終了後90日以内に野村に監査済み決算を提出することをB.ライリーに義務付けている。

ヘッジファンドのプロフェシー・アセット・マネジメントが2020年に破綻したが、この破綻に関係しているブライアン・カーン氏との関係でB.ライリーは批判にさらされている。同行はSECへの提出が遅れたのは、カーン氏との取引について行内で検証したためだと説明した。

カーン氏は一切の不正行為を強く否定し、プロフェシーが破綻した際に損失を被った一人だと主張。B.ライリーはプロフェシーで何が起こったか全く承知しておらず、同社にも関与していないとしている。

原題:B. Riley Gets Extension From Nomura to File Audited Financials (抜粋)

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最終更新:3/28(木) 13:45

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