りそなHD、今期純利益3.8%増1650億円-政策株削減で新計画

5/14 16:13 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): りそなホールディングス(HD)は14日、今期(2025年3月期)の連結純利益が前の期比3.8%増の1650億円となる見通しだと発表した。政策保有株式を30年3月までに簿価ベースで3分の2以上削減する新たな計画も明らかにした。

前期(24年3月期)の純利益は前の期比0.9%減の1589億円だった。本業のもうけを示す実質業務純益は同8%増の2114億円、資金利益は同0.6%増の4217億円。与信関連費用は357億円と前年から197億円増えた。発行済み株式の1.29%、200億円を上限とする自社株買いも発表した。

りそなHDは、日本銀行による金融政策変更による金利上昇を踏まえ、貸し出しビジネスに注力する方針だ。25年度までの中期経営計画では、貸し出しの平均残高を21兆3000億円まで引き上げる目標で、24年3月時点の実績は19兆6700億円だった。今期は前の期比6.5%増の20兆9500億円を見込む。

政策保有株式の削減では、新たな計画により、3000億円相当の資本を創出する。同日記者会見した南昌宏社長は、資本の使途について「次世代の成長に向けた投資を行って土台作りをしていく」と話した。政策保有株の残高は3月末で約2600億円。

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最終更新:5/14(火) 18:40

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