元銀行員が語る!損しない「ATM」の利用方法

5/11 21:40 配信

あるじゃん(All About マネー)

銀行や預入金額、利用するATMによって手数料は違います。基本的には、手数料無料のATMなどを利用することがベストなのですが、急にお金を引き出さなくてはならないときは、どのようにしたら損をせずにお金を引き出すことができるのでしょうか?

◆取引している銀行のATM手数料を確認しよう!

一般的に同一銀行の他支店で引き出す場合には、手数料無料で引き出すことができます。とはいえ、時間帯によっては手数料がかかってしまうことがあります。

たとえば三菱UFJ銀行の場合、全日8時45分~21時00分は無料で引き出すことができますが、それ以外の時間帯に引き出すときには、手数料として110円がかかります。

みずほ銀行の場合、平日8時45分~18時00分は無料で引き出すことができますが、8時00分~8時45分と18時00分~23時00分は手数料として110円がかかり、それ以外の時間帯に引き出すときには、手数料として220円がかかります(※土日祝日は終日手数料がかかりますが、時間帯によって金額が異なります)。

なお、三井住友銀行の場合、平日8時45分~18時00分は本支店ATM手数料が無料となります。さらにOliveアカウントを契約している場合は、本支店ATMだけでなく、三菱UFJ銀行店舗外ATMの時間外手数料がいつでも何回でも無料になっています。

このように、銀行によって無料で引き出せる時間帯は変わってきます。自分の口座のある銀行の手数料はどのようになっているのか、知っておくことが大切なのです。

◆提携先ATMの引出手数料は値上げ傾向に!?

今までは、銀行提携先のコンビニでの引き出しは、一定の時間内であれば手数料無料で引き出すことができました。しかし最近ではコンビニATMで引き出すときには、どの時間帯であっても手数料がかかることが多くなりました。

たとえば、三井住友銀行の場合、取引状況やプランの選択によって、コンビニATMの時間外手数料や利用手数料が月1回まで無料になったり、アカウントランクがプラチナプリファードの場合には、コンビニATMでの時間外手数料や利用手数料が、月最大2回まで無料になったりします。このように、各銀行が設けている特典サービスによっては、手数料が無料になることもあります。

◆自分が利用しやすい銀行はどこかを考えて選ぶ

今まで使っていた金融機関のATMの利用料が突然、発生してしまうと驚くものです。銀行は随時、提携先の見直しを行っています。定期的に、自分が住んでいる地域や会社の近くに無料で利用できるATMがどれくらいあるのか、確認しておくことをおすすめします。

現在取引している銀行で手数料がかかってしまいそうならば、住まいの近くや会社の近くなどの生活圏内で利用しやすい銀行を確認し、思い切って取引銀行を変えることを考えてもいでしょう。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。

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最終更新:5/11(土) 21:40

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