【ニューヨーク時事】週末12日午後のニューヨーク株式相場は、この日決算を発表した米金融大手JPモルガン・チェース主導で大幅続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日比下げ幅は一時500ドルを超えた。午後1時10分現在は、ダウ平均が前日比502.51ドル安の3万7956.57ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が276.40ポイント安の1万6165.80。
米物価指標の発表を前日までに終え、この日は主要金融機関を皮切りとした1~3月期の米企業決算に投資家の関心が向いている。JPモルガン・チェースは、金利収入の拡大や信用コストの減少が寄与し、増収増益を計上。しかし、預金金利に上昇圧力が生じているとして、24年通期の純金利収入見通しを据え置いたことなどが失望され、5.8%安と、ダウ平均を下押ししている。また、インテルの下げもきつい。中国当局が今年に入り、国内の主要通信事業者に対し、2027年までに外国製の半導体を国内製に置き換えるよう通達していたとの報が響いているもよう。(了)
時事通信
最終更新:4/13(土) 2:34
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