82歳・月の年金18万円「若い人は後悔しないように」と語る女性が現役時代にしておきたかったこと
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住82歳女性のケースをご紹介します。
◆回答者プロフィール
回答者本人:82歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:愛知県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
◆現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円
老齢厚生年金(厚生年金):12万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
◆「多少贅沢ができる暮らしなので満足」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。
その理由として「衣食住には困っておりませんし、多少贅沢ができる暮らしなので、満足しています」と語っています。
ひと月の支出は約「10万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
◆「少しでも働いたほうがいいのかなと」
年金については「足りています」という投稿者。
それでも「これから年金が減るのではないかという心配はあります」とコメント。
現在は「仕事をしていません」とのことですが、「認知症予防にもなりますし少しでも働いたほうがいいのかなと感じています。時間に余裕がありますし、まだ元気ですので」と回答があります。
年金生活においては「特売の時などを目がけて、運動がてら買い出しに行くようにしています」と節約を意識しているそうです。
◆「資格を取って選択肢を増やしておくべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「勉強や資格を取って、選択肢を増やしておくべきだったと。学歴も大卒ならば、箔が付きますし、職業の幅も広がったのではないかと思っています」と振り返ります。
「勉学は一生の財産になる。後悔がないよう若い方には、ある程度勉強してほしいと思います」とアドバイスを残されていました。
ともあれ年金生活では「少し離れて暮らしている娘と孫や友達と食事をすることが楽しみです。孫が泊まりに来てくれるので、嬉しいです」と教えてくれました。
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あるじゃん(All About マネー)
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最終更新:9/15(日) 12:20