ようこそ、新社会人=マヨ作りやライブで一体感―「ポストコロナ」の入社式

4/1 19:00 配信

時事通信

 新社会人らを迎える企業の入社式が1日、全国各地で開かれた。昨年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行してから初めて本格開催された式典では、対面・マスクなしが広く復活。厳しい人材争奪戦の中、ようやく採用できた貴重な新戦力に一体感や会社への親しみを持ってもらおうと、自社の商品作り体験やライブの開催など各社が趣向を凝らした。
 キユーピーは46人の新入社員がジャンパーに着替え、埼玉県深谷市の畑でレタスを収穫。看板商品のマヨネーズ作りにも挑戦した。高宮満社長は、「記憶に残る式にしたかった。一緒に働いていきましょう」と呼び掛けた。
 コニカミノルタは、東京都内にある同社のプラネタリウムで開いた。夜空一面に新入社員100人の顔が映し出され、「圧倒された。この会社に入って良かった」と話す新人も。ソニーグループはKアリーナ横浜(横浜市)で5年ぶりに対面で開催。過去4年間に入社した社員を含む約4100人が所属アーティスト、緑黄色社会のライブで盛り上がった。
 コロナ禍による打撃からの回復途上にある日本航空は、同日就任した鳥取三津子社長が「飛行機が飛ばない中でも今できることは何なのかと頑張ってきた。グループの社員になることを誇りに思ってほしい」とあいさつ。2000人超の新入社員が一斉に紙飛行機を飛ばした。
 トヨタ自動車は、愛知県豊田市の本社で約1470人が出席して開催。次世代電気自動車(EV)の試作車などを展示し、佐藤恒治社長が「モビリティカンパニーへの変革を目指してさまざまな挑戦を進めている。夢に向かって行動する仲間の力が必要です」と訴えた。 

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最終更新:4/1(月) 19:26

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