〔米株式〕ダウ反発、126ドル高=ナスダック史上最高値(14日)☆差替

5/15 5:38 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク株式相場は、翌日に米物価統計の発表を控える中で米長期金利が低下し、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比126.60ドル高の3万9558.11ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は122.94ポイント高の1万6511.18と約1カ月ぶりに史上最高値を更新して引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9707万株増の10億4263万株。
 朝方発表された4月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、直後に長期金利が急上昇した。ただ、その後は前月実績が下方修正されたことも意識されたほか、翌日の米消費者物価指数(CPI)に関心が移る中を金利が低下。期待が集まる人工知能(AI)関連など幅広い銘柄が買われた。
 市場では翌日のCPIについて「やや高い程度であれば既に織り込まれており、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げを行うシナリオを崩すものではない」(日系大手証券)との声が聞かれた。
 ダウ平均ではインテルが1.8%高、JPモルガン・チェースが1.4%高、ボーイングが1.3%高、アメリカン・エキスプレスが1.2%高、ゴールドマン・サックスが1.1%高。一方、ウォルマートが0.9%安、コカ・コーラが0.8%安。
 ナスダックではテスラが3.3%高、エヌビディアが1.1%高、メタが0.8%高、グーグルの親会社アルファベット、マイクロソフトがいずれも0.7%高。(了)

時事通信

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最終更新:5/15(水) 6:26

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