<マ-ケット日報> 2024年11月21日

11/21 16:34 配信

株探ニュース

 21日の市場は日経平均が続落。終値は前日比326円安の3万8026円だった。前日の米国株は高かったが国内には材料が見当たらず日経平均は開始数分でマイナス圏へ突入。いつもより早く失速し逆に下げ幅を広げる意外安の展開となった。トピックスの動きを見る限り下値はある程度限定的で、日経平均先物に絡む売買が主であるように思われる。ただ、決算発表を受けた米エヌビディアの時間外取引での下落が先物売りを誘発した感がある。

 昨日の米国市場は連日の株安で値頃感が働きダウ平均は5日ぶりに反発した。この日は目立った材料がなく、ダウ平均は直近4日間で700ドル近く下げていたため自律反発狙いの買いなどが入ったようだ。ただ、対ロシア長距離兵器使用によるウクライナとロシアの地政学リスクが意識され上値は重めだった。こちらの戦局は来年1月にトランプ大統領が就任する前後で終局に向かうとの見方が増えており、紛争拡大リスクというのはあまり大きくないのが現状だろう。

 さて、東京市場は本日も軟調な値動きとなり日経平均は一時3万8000円の大台を割り込む展開。絶好調の決算発表でも将来的な不安からエヌビディア株が下げていることも影響して取引時間中は一時400円ほど下落する場面があった。もっとも、このところの調整で値頃感も出始めており一段と売る雰囲気は乏しい。下値75日移動平均線(3万7897円)は守られそうである。(ストック・データバンク 編集部)

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最終更新:11/21(木) 16:34

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