〔ロンドン外為〕円急伸、155円台前半（2日正午）

　【ロンドン時事】2日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、海外市場で円買い・ドル売りが急激に進んだ流れを引き継ぎ、1ドル＝155円台前半に急伸した。正午現在は155円04～14銭と、前日午後4時（157円62～72銭）比2円58銭の大幅な円高・ドル安。
　海外市場の時間帯に大規模な円買い・ドル売りが断続的に入り、円は157円台から153円台に4円以上急騰した。日本政府・日銀が為替介入に踏み切った可能性がある。円はその後上げ幅を削り、ロンドン時間の朝方は155円40銭台で推移。ただ、再度の介入への警戒感もあり、正午にかけてじりじりと水準を切り上げた。
　対ユーロは1ユーロ＝165円97銭～166円07銭（前日午後4時は168円39～49銭）と、2円42銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ＝1．0699～0709ドル（同1．0678～0688ドル）。
　ポンドは1ポンド＝1．2508～2518ドル（同1．2487～2497ドル）。スイス・フランは1ドル＝0．9113～9123フラン（同0．9188～9198フラン）。（了）