前場コメント No.5　コムシード、ゼンショーＨＤ、テイカ、ｎｍｓＨＤ、キャンドゥ、シチズン

★10:03　 コムシード－急騰　ユーティリティトークン「MUC」が19日上場へ
　コムシード<3739>が急騰。同社は1日、子会社ＨａｓｈＬｉｎｋとＣｏｍｍＳｅｅｄ Ｋｏｒｅａとの合弁プロジェクトにおけるユーティリティトークン「Multi Universe Central（MUC）」が、4月19日に暗号資産取引所「Gate.io」に上場すると発表した。

　今回上場が決まったMUCは、ゲーム、非代替性トークン（NFT）など多様なブロックチェーンプロジェクトを擁し、上場前から10万人に迫るホルダー、10万個を超えるオンチェーンデータを有する「Mongz Universe」経済圏のトークンシステム。今回の上場により、いっそうの認知度向上が期待できるとしている。

★10:05　 ゼンショーＨＤ－続伸　すき家で価格改定を実施　深夜料金も導入
　ゼンショーホールディングス<7550>が続伸。同社傘下のすき家は3月29日、展開する牛丼チェーン店「すき家」において、原材料費や人件費、エネルギーコストなどの上昇に対応し、商品の品質維持・向上と安定供給を図るため、4月3日より、約3割の商品について価格を改定すると発表した。牛丼の並盛は、現行の400円から430円になるという。
　
　また、同日より22時から翌5時までの注文について、商品の合計金額に深夜料金として7％を加算するとしている。

★10:08　 テイカ－続伸　100万株の自己株を消却　割合は3.93％
　テイカ<4027>が続伸。同社は3月29日、100万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は4月10日。消却前の発行済株式総数に対する割合は3.93％となる。

★10:09　 ｎｍｓ－急騰　ベトナムでの電源関連製品の生産を開始
　ｎｍｓ ホールディングス<2162>が急騰。同社は4月1日、グループのPS事業を担う、パワーサプライテクノロジー（以下ＰＳＴ）がベトナムにおける電源製品の生産を開始すると発表した。
　
　ベトナムでの生産は、カトーレック（東京都江東区）と連携し、同社ベトナム工場の生産インフラを活用するとしている。
　
　ＰＳＴは、ベトナムにおける生産をカトーレックに委託することで、設備投資や生産にかかる費用を設計・開発に振り向けることで、より一層質の高い電源製品の開発に注力するとしている。

★10:13　 キャンドゥ－急騰　前期営業益を上方修正　既存店売上高が好調
　キャンドゥ<2698>が急騰。同社は3月29日、24.2期通期の連結営業利益予想を従来の2700万円から2.6億円（前の期比51.7％減）に引き上げると発表した。また、同純損益予想は7.0億円の赤字から4.4億円の赤字（前の期は3.4億円の赤字）とした。

　直営店の既存店売上高が好調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。また、純損益については、減損損失2.9億円を計上した一方、契約先都合の退店に伴う補償金収入などによる特別利益を計上することから、前回予想を上回る見込みとしている。

★10:24　 シチズン時計－ジェフリーズが投資判断引き上げ　時計の収益性改善が継続
　シチズン時計<7762>が大幅反発。ジェフリーズ証券では、時計の収益性改善が継続と指摘。投資判断は「Hold」→「Buy」に引き上げ、目標株価を850円→1300円に引き上げた。

　ジェフリーズでは、2月13日に発表された3Q実績は営業利益98億円だった点に言及。会社予想に対してはインラインで市場予想を上回ったと指摘している。時計は引き続き堅調。工作機械は減収減益ながら想定線だったという。時計事業は為替円安に加え、単価上昇、付加価値製品強化の取り組みが奏功しているとみている。従来はスマートウオッチとの競合、中価格帯時計市場の縮小リスクをディスカウントしていたが、そのリスクも後退しているとみている。