(13日終値:14日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=154.31円(13日15時時点比▲0.64円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=179.79円(△0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1651ドル(△0.0070ドル)
FTSE100種総合株価指数:9807.68(前営業日比▲103.74)
ドイツ株式指数(DAX):24041.62(▲339.84)
10年物英国債利回り:4.437%(△0.039%)
10年物独国債利回り:2.688%(△0.045%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月英国内総生産(GDP)
(前月比) ▲0.1% 0.0%・改
7-9月期英GDP速報値
(前期比) 0.1% 0.3%
(前年同期比) 1.3% 1.4%
9月英鉱工業生産
(前月比) ▲2.0% 0.3%・改
(前年同月比) ▲2.5% ▲0.5%・改
9月英製造業生産指数
(前月比) ▲1.7% 0.6%・改
9月英商品貿易収支
188.83億ポンドの赤字 195.28億ポンドの赤字・改
9月英貿易収支
10.94億ポンドの赤字 12.76億ポンドの赤字・改
10月スイス生産者輸入価格
(前月比) ▲0.3% ▲0.2%
9月ユーロ圏鉱工業生産
(前月比) 0.2% ▲1.1%・改
(前年比) 1.2% 1.2%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。トランプ米大統領が難航の末に議会を通過したつなぎ予算案の修正案に署名し、予算が成立。これを受けて、過去最長となった政府機関の一部閉鎖が終了した。ただ、市場の関心が米政府再開後の経済指標の発表に向かう中、米経済減速への懸念は根強く、時間外の米株価指数先物や現物の米国株が下落。リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比1020円安の5万0280円まで下げたことも相場の重しとなり、一時154.13円と日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値154.05円や一目均衡表転換線153.93円がサポートとして意識されると下げ渋った。2時過ぎには154.47円付近まで買い戻された。
・ユーロドルは底堅い動き。過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、欧米市場に入るとユーロ買い・ドル売りが優勢となった。米政府閉鎖の影響で発表が遅れていた米経済指標の内容を見極めたいとの雰囲気が広がる中、3時前に一時1.1656ドルと日通し高値を更新した。
なお、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は「政府閉鎖の影響で第4四半期GDPは1.5%低下を予想」「利下げしないという議論にはあまり賛同できない」と述べたほか、「10月米雇用統計は失業率なしで発表する」「9月米雇用統計は来週発表する可能性」との見解を示した。
・ポンドドルも底堅い動きとなった。7-9月期英国内総生産(GDP)速報値など、この日発表の英経済指標が軒並み予想を下回ると、英景気減速への懸念が高まりポンド売りが先行。日本時間夕刻に一時1.3101ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日の安値1.3085ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。NY市場に入り、全般ドル売りが活発化すると一時1.3216ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円は一進一退。2時過ぎに一時179.93円と1999年のユーロ導入以来の高値を付けたものの、ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。7-9月期英GDP速報値など、この日発表の英経済指標が軒並み予想を下回ると、英景気減速への懸念が高まり株売りが広がった。前日に史上最高値を付けたあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。
・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反落。過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、市場では「米政府再開後の経済指標を見極めたいとの思惑から、買い控えムードが広がった」との声が聞かれ、次第に売りに押された。本日の米国株が下落したことも相場の重し。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
中村
最終更新:11/14(金) 3:25