前場コメント No.9　テクノスマート、アイル、ガイシ、テックファーム、ＮＥＣ、マンダム

★9:51　 テクノスマート－続落　期末配当予想を増額　3円増配へ
　テクノスマート<6246>が続落。同社は22日、24.3期の期末配当予想を従来の38円から41円（前年同期は55円）に引き上げると発表した。年間配当予想は79円（前期は75円）となる。
　
　なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:58　 アイル－東海東京が目標株価を引き上げ　CROSS-OVER戦略が拡大、成長継続へ
　アイル<3854>が反発。東海東京インテリジェンスラボでは、CROSS-OVER戦略が拡大、成長継続を予想。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は4600円→5100円に引き上げた。

　東海東京では、24/7期通期の予想を前回予想から小幅修正。売上高は177億円（前年比11.2％増）を据え置き、営業利益は前回予想の43億円から47億円（同32.5％増）へ修正した。理由は、ストック売上の積み上がりや製販一体体制の進展による粗利の向上、人件費以外のコスト管理の効果等を見込むことによるという。25/7期の予想は売上高が195億円（前年比10.2％増）、営業利益が53億円（同12.8％増）、売上高はパートナーとの関係強化や東名阪地域周辺のエリア展開の成果等により増収、営業利益は、粗利の改善やコスト管理等により増益を見込んでいる。

★10:05　 日本ガイシ－7日続伸　赤外線技術で創薬支援　原料の情報提供＝日経
　日本ガイシ<5333>が7日続伸。25日付の日本経済新聞朝刊は、同社がセラミック製品の製造で培った赤外線技術を使い、医薬品の開発を支援するサービスを4月に始めると報じた。
　
　新薬の原料となる化合物の情報を提供する。効果が高い薬や副作用が少ない薬の開発につながる可能性があるという。結晶構造の情報を製薬会社に伝えて対価を得るとしており、2030年度に売上高30億円の事業に育てるとしている。

★10:08　 テックファームＨＤ－大幅高　ECサイトに特化した生成AI型チャットボット導入サービスを提供開始
　テックファームホールディングス<3625>が大幅高。同社は25日、ECサイトの問い合わせ対応に特化した生成AI型チャットボット導入サービスの提供を4月より開始すると発表した。
　
　同サービスでは、ECサイトの特性に応じて適切なAIツールを選定し、回答精度を高めるためのプロンプトのチューニング、商品データの学習を強化する。さらにCRMと連携することで、AIが質問の意図を汲み取った適切な回答から商品のおすすめまで、信用度の高い返答を実行するとしている。

★10:25　 ＮＥＣ－続落　生成AIを活用したマーケティング施策立案技術を開発
　ＮＥＣ<6701>が続落。同社は25日、生成AIを活用したマーケティング施策立案技術を開発し、同技術を活用したサービスを「BestMove」として、2024年内に提供開始すると発表した。
　
　同技術は、同社の生成AIをはじめとするAI技術群を活用して開発したもので、顧客の趣味嗜好性の可視化、施策の立案、施策に対する顧客の反応予測を自動で行うことができる、世界初の技術だとしている。

　なお、株価への好影響は限定的となっている。

★10:25　 マンダム－急騰　通期最終益を上方修正　投資有価証券売却益10億円計上
　マンダム<4917>が急騰。同社は22日、24.3期通期の連結純利益予想を従来の16.6億円から22.0億円（前期比2.3倍）に引き上げると発表した。

　約10億円の投資有価証券売却益を計上することから、前回予想を上回る見込み。