「即日融資可!」「給与を事前に現金化」SNS広告を拡散する業者のキケンな正体

4/20 15:02 配信

ダイヤモンド・オンライン

高校生から社会人までが絶対に知るべき「金融リテラシー」をクイズ形式で学び、楽しく身に付けていきましょう。(一般社団法人金融財政事情研究会)● クイズ

 大学生のA君は、最新のパソコンを買いたいと思っています。手持ちのお金では足りませんが、次のバイトの給料日までは待てません。

 そのとき、SNSで「即日融資可能!」「給料日まで待てない!そんなあなたのために給与を事前に現金化します!」といったうたい文句の「個人間融資」や「給与ファクタリング(給与を債権として買い取ってもらうことで、給料日前に現金化すること)」の広告を思い出しました。

 どちらも審査は即日で簡単とのこと。利用してもよいでしょうか?

● 正解

利用してはいけない。
● 解説

 SNSを介した融資は、利用してはいけません。どんなに手軽であっても「個人間融資」や「給与ファクタリング」は、ヤミ金である可能性が高いと言えます。

 お金を借りるときは、必ず国や都道府県の登録を受けた金融機関を利用するようにしましょう。登録業者は金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」のサイトで商号や電話番号などから探すことができます。

 学習指導要領の改訂により、2022年4月から高校教育における金融経済教育の内容が拡充されました。また、2022年4月の成年年齢の引下げに伴い、資産形成だけでなく、契約や金融トラブルに関する教育の必要性がより一層求められています。しかしながら、金融経済教育についてインプット型のセミナーは増加しているものの、知識や理解のアウトプットを測定する機会は少ないのが現状です。そこで体系的かつ実用的な金融知識と適切な判断力の向上を企図し、一般社団法人金融財政事情研究会はこのほど、高校生、大学生、新社会人などを対象とした金融リテラシー検定を創設します。

 ※パソコンやスマートフォン、タブレット等で、いつでもどこでも受験できる試験です。対象者は、高校生、大学生、新社会人などで受験資格は特にありません。

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最終更新:4/20(土) 15:02

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