ユナイテッドのパイロット、来月から無給休暇-ボーイング機納入遅れで

4/2 13:02 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは自社のパイロットに対し、無給休暇を来月取得するよう求めた。ボーイング機の納入遅延に対応する中、人員縮小が年後半まで続く可能性がある。

ユナイテッドの広報担当は1日、機材納入の遅れで今年予定していたパイロットの飛行時間が減少した結果、余剰人員が生じたが、今回の措置でそれを縮小できるだろうと説明。具体的に飛行計画を何時間減らしたいかは明らかにしていない。

同社のパイロットを代表する航空機パイロット協会(ALPA)の文書によると、このプログラムが夏から秋にかけて延長される可能性がある。ボーイング機の納入遅延で、ユナイテッドが予定する飛行時間は「大幅に減少」しているという。

ユナイテッドはボーイング機の納入遅延で今年の計画が根底から覆されただけでなく、相次ぐ事故で旅行者や米航空規制当局から注目されており、今回の措置は厳しい状況に対応するための新たな一手だ。同社は社内で安全性の見直しも進めている。

米連邦航空局(FAA)はユナイテッドの事業拡大を抑制するため、新規路線の追加を禁止するなどの厳しい措置を検討しているとブルームバーグが先月報じた。同社は1月、納入が長く遅れているボーイング737MAX-10を今年の機材計画から外し、その後パイロットの採用や新人訓練のペースを落とし始めている。

今回の要請について、CNBCがこの日先に報じていた。

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原題:United Air Asks Pilots to Take Unpaid Leave on Boeing Delays (1)(抜粋)

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最終更新:4/2(火) 13:02

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