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米10年債利回り低下 FOMCは警戒ほどタカ派でない印象も=NY債券概況

5/2 6:08 配信

みんかぶ(FX)

米国債利回り(NY時間16:58)(日本時間05:58)
米2年債  4.958(-0.077)
米10年債 4.628(-0.052)
米30年債 4.750(-0.034)
期待インフレ率  2.373(-0.032)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。午後のFOMCの結果発表とパウエル議長の会見を受けて、利回りは低下した。警戒したほどタカ派ではなかった印象となったようだ。

 短期金融市場では、年内1回もしくは2回の利下げの可能性を温存。パウエル議長の会見前は2回の可能性はかなり低かったが、会見後は40%程度に上昇させている。年内に0.35%ポイントの利下げを織り込む動き。

 FRBはバランスシートの政策変更を発表。これまで月額600億ドルを上限としていた米国債の償還分の再投資停止を250億ドルにペースを縮小すると発表。一方、350億ドルのMBSはそのまま維持した。市場はそれぞれ半分に縮小すると見られていたが、それよりは合計の縮小幅は小さい。ただ、米国債については予想以上となったことから、その点ではハト派な印象も出ていたようだ。6月に開始するとしている。

 10年債は4.57%台まで低下したほか、政策金利に敏感な2年債は5%を下回っている。

 2-10年債の利回り格差は-33(前営業日:-35)と逆イールドは縮小。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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最終更新:5/2(木) 6:08

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