日経平均は150円高、時間外取引での米株価指数先物上昇や円安支え=14日前場
14日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比150円程度高い3万6940円前後で推移。午前9時58分には、同174円44銭高の3万6964円47銭を付けている。現地13日の米国株式市場では、NYダウが4日続落し、ナスダック総合指数は反落。米国株安を受け日本株も売りが先行した。ただ、売り一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇したことや、外国為替市場で円安方向に振れていることなどが支えで上げ転換、堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の6月限円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比60円安の3万6450円だった。日経平均先物・オプション3月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は3万6483円79銭。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。古河電工 <5801> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株が上昇。第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株や、中部電 <9502> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株も高い。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株も堅調。テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株もしっかり。一方、リクルートH <6098> 、日本郵政 <6178> などのサービス株や、JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株が安い。
個別では、トーホー <8142> 、ビジョナル <4194> 、シーイーシー <9692> 、学究社 <9769> 、巴工業 <6309> が上昇。半面、Wスコープ <6619> 、ラクスル <4384> 、ネオジャパン <3921> 、SBSHD <2384> 、ギフティ <4449> などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=148円台の前半(13日は147円81-82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半(同160円60-64銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:3/14(金) 10:09