〔NY外為〕円、152円台後半(31日朝)
【ニューヨーク時事】31日午前のニューヨーク外国為替市場では、円買い・ドル売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=152円台後半に上昇している。午前9時現在は152円70~80銭と、前日午後5時(153円36~46銭)比66銭の円高・ドル安。
日銀は31日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定した。ただ植田和男日銀総裁が記者会見で、追加利上げに積極的な姿勢を示したことをきっかけに、海外市場では円買い・ドル売りが加速。ニューヨーク市場に入ってからも円高・ドル安地合いが継続している。
米商務省が朝方発表した9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.1%上昇した。伸びは2カ月連続で前月(2.3%=改定)から縮小し、市場予想に沿う内容となった。また、同時刻に発表された米週間新規失業保険申請件数では、26日までの1週間で前週比1万2000件減の21万6000件と、3週連続で改善。発表直後には円が上値を縮小する場面もあった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0870~0880ドル(前日午後5時は1.0850~0860ドル)、対円では同166円10~20銭(同166円50~60銭)と、40銭の円高・ユーロ安。(了)
時事通信
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最終更新:10/31(木) 23:26