【ニューヨーク時事】週末10日午前のニューヨーク外国為替市場では、日本政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶる中、円売り・ドル買いがじりじりと進み、円相場は1ドル=155円台後半に下落している。午前9時現在は155円75~85銭と、前日午後5時(155円42~52銭)比33銭の円安・ドル高。
今月に入り、弱めの米雇用関連指標の発表が続いたことから、市場では連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げに動くとの観測が広がっている。ただ、日米金利差は依然として大きく、円が下押しされやすい地合いが継続。朝方は米長期金利の上昇を眺め、156円をうかがう展開となっている。
この後は、5月のミシガン大消費者景況調査(暫定値)が発表されるほか、ボウマンFRB理事など複数の高官が講演を予定している。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0765~0775ドル(前日午後5時は1.0776~0786ドル)、対円では同167円75~85銭(同167円54~64銭)と、21銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
最終更新:5/10(金) 22:35
Copyright © 2024 時事通信社 記事の無断転用を禁じます。
© LY Corporation