<新興国eye>前週のブラジル株、ヴァーレとペトロブラスの急騰を受け続伸=BRICs市況

1/26 8:48 配信

ウエルスアドバイザー

現在値
NF ブラジル株式302-10.10
上場EM53,950-200
上場MSCIエマ株2,921-17

 前週(19-23日)のブラジル株式市場は23日のボベスパ指数が前日比1.86%高の17万8858.54と史上最高値を更新、週間ベースでは16日終値比8.53%高と、3週続伸した。

 週明け19日は指数が小幅上昇、22日まで4日続伸した。

 週前半は、指数の構成ウェートが高い国営石油大手ペトロブラスが原油高で上昇、上げを主導した。ただ、トランプ米大統領がグリーンランドの領有権を主張、これに反対するEU(欧州連合)加盟8カ国に新たな追加関税10%を2月1日から課すと表明、地政学的リスクが高まったため、上値が重くなった。

 その後は、もう1つの指数の構成ウェートが高い鉱山大手ヴァーレが急騰、上げを主導。指数は一時、史上最高値を更新した。トランプ大統領のグリーンランド領有をめぐる地政学的リスクで米国から投資資金がブラジルに流出、取引量が大きいヴァーレ株が買われたことが背景。ペトロブラスも原油高を受け、上げをけん引した。この2社だけで指数のウェイトの50%を占める。

 週後半は、トランプ大統領による地政学的リスクが高まり、米国から資金がブラジルに流出、外国人投資家による買いが膨らんだことを受け、指数は一時、17万ポイント台に乗った。また、トランプ大統領がスイス・ダボスの世界経済フォーラムで、グリーンランド領有のための武力行使を否定、欧州8カ国への追加関税も撤回したことで買いが強まった。ヴァーレとペトロブラスが上げをけん引。その後は、外国人投資家の積極的な買いが継続、指数は3日連続で史上最高値を更新した。

 週末23日は5日続伸。指数は外国人投資家からの資金流入の継続により、4日連続で日中でも終値でも史上最高値を更新した。1月だけでブラジル証券取引所への資金流入額は123億レアルと、25年全体の流入額254億レアルの約半分を占めた。これにより、取引量の多いヴァーレとペトロブラスが買われ、上げをけん引。

 今週(26-30日)の株式市場は、中東紛争やウクライナ戦争(22年2月24日勃発)の終結に向けた米・ロ・ウクライナ協議の動向、西側の対ロ制裁、ベネズエラ危機などの地政学的リスク、トランプ米大統領の貿易政策、台湾情勢や米中関係、中国の景気動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、ルラ政権の経済・財政・税制政策や26年大統領選の動向、ブラジル中銀とFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合(いずれも28日)も注目される。

 主な経済指標の発表予定は26日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)1月消費者信頼感指数と12月経常収支、27日の1月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、30日の12月財政収支と12月失業率など。

<関連銘柄>
 ボベスパ <1325> 、上場MSエマ <1681> 、上場EM債 <1566>

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:1/26(月) 8:48

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