(ブルームバーグ): エステベス米商務次官(産業安全保障担当)は21日、米国の制裁対象となっている中国の通信大手、華為技術(ファーウェイ)向けに中芯国際集成電路製造(SMIC)が半導体を製造したのであれば、SMICは米国の法律に違反した「可能性がある」との認識を示した。
下院外交委員会の公聴会で証言したエステベス次官は、SMICがファーウェイ向けに製造した回路線幅7ナノメートルの半導体に関して議員の質問を受けた。同委のマコール委員長(共和)がSMICによる米国の規制違反の有無を質問したのに対し、同次官は「可能性としてはイエスだ」と答えた。
エステベス次官は「それはSMICだったと想定される。進行中もしくは進行中でないかもしれない調査について話すことはできないが、われわれがこうした懸念を共有しているのは確かだ」と語った。
同次官はSMICの生産プロセスに関し、「歩留まりが低い」とも発言。先端半導体を大規模に一貫したパフォーマンスで中国企業が生産することができるか疑問視する米商務省当局者の過去の発言を繰り返した。
ファーウェイの先端半導体、性能と生産を米国は疑問視-商務省高官
原題:SMIC ‘Potentially’ Broke Law If It Made Huawei Chip, US Says (1)(抜粋)
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最終更新:3/22(金) 12:34
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