アラスカ航空が決算受け上昇 第2四半期以降の立ち直りを示唆=米国株個別

4/18 23:25 配信

株探ニュース

(NY時間10:23)(日本時間23:23)
アラスカ航空 44.47(+1.75 +4.10%)

 アラスカ航空が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど拡大しなかったことや、売上高が予想を上回った。第2四半期以降は黒字を予想している。

 第1四半期の赤字はボーイング737Max9の胴体パネル吹き飛び事故による規制当局の同型機の運航停止が影響したが、第2四半期以降のガイダンスは立ち直りつつあることを示唆している。

 ボーイングはアラスカ航空に対し、1億6200万ドルを補償した。アラスカ航空は金額は明らかにしないが、追加補償を求めている。同社はボーイングからの支払いを直ちに第1四半期に計上せず、航空機資産の減少として計上することを選択した。

 タケットCFOは「第1四半期に始まったビジネス出張の回復が今年一杯続くと予想している。IT企業の旅客数が2019年の約85%まで回復しており、出張全体は完全に回復している」と述べた。また、「この数字は昨年から大きく前進している」とも語った。

(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.92ドル(予想:-1.09ドル)
・売上高:22.3億ドル(予想:21.8億ドル)
  旅客収入:20.0億ドル(予想:19.6億ドル)
・有償旅客マイル:125.2億(予想:123.3億)
・有効座席マイル:153.8億(予想:153.5億)
・搭乗率:81.4%(予想:80.3%)

(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益:2.20~2.40ドル

(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.25~5.25ドル(予想:4.36ドル)

【企業概要】
 米国内外において、国内線・国際線の旅客輸送及び貨物輸送を行う民間航空会社。自社航空機による運航のほか、傘下の航空会社・提携地域航空会社を通じた米国内線の運航も行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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最終更新:4/18(木) 23:25

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