〔東京外為〕ドル、156円台前半=決め手欠き、もみ合い(21日午後3時)

5/21 15:04 配信

時事通信

 21日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、売買に決め手を欠く中、1ドル=156円台前半から半ばでもみ合った。午後3時現在は、156円37~38銭と前日(午後5時、155円74~74銭)比63銭のドル高・円安。
 午前は、国内輸入企業の買いや時間外取引での米長期金利上昇でじり高となり、156円50銭近くへ上昇した。鈴木財務相が「為替市場の動向をしっかり見て、必要に応じて適切な対応を取っていきたい」などと円安進行をけん制したが、ドル円の反応は乏しかった。
 午後は、日経平均株価が値を消したほか、米長期金利の上昇一服を受けて156円30銭台へ軟化した。
 ドル円は、利下げ先送り観測を背景とした米長期金利上昇に支援されたが、15日高値の156円56銭が意識され、伸び悩んだ。一段の買い材料は見当たらない上、米国時間にウォラー理事らFRB高官の講演などを控える中、調整主体の売買が交錯した。
 ユーロは正午に比べ対円、対ドルで小動き。午後3時現在は、1ユーロ=169円78~80銭(前日午後5時、169円32~33銭)、対ドルでは1.0858~0858ドル(同1.0872~0872ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:5/21(火) 15:35

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