前場コメント No.3 ラクスル、ノイルイミューン、イルグルム、コーセーアールイ、テレ朝HD、住阪セメ

6/10 11:30 配信

トレーダーズ・ウェブ

★9:03  ラクスル-続伸 メーリングジャパンを子会社化
 ラクスル<4384>が続伸。同社は9日、メーリングジャパンの全株式を取得し、子会社化すると発表した。
 
 メーリングジャパンは、日本郵便の代理店として「ゆうメール」によるダイレクトメールの発送代行や、宛名印字、封入・封緘業務を行う会社だという。昨今同社では「ラクスルエンタープライズ」における取り組みを中心に、商業印刷予算を多く持つ大規模な顧客へのサービス提供を進めているという。
 
 完全子会社化により、社内完結にて発送までの一連のオペレーションに対応できる機能とノウハウを獲得する。これにより、個人情報保護に対するガバナンス意識の高い大企業に向けてより幅広いソリューションを提供することが可能となり、同社グループの企業価値の向上に資すると判断したとしている。
 

★9:03  ノイルイミューン-もみ合い 「NIB103」第1相臨床試験 治験計画届書の提出完了
 ノイルイミューン・バイオテック<4893>がもみ合い。同社は9日、日本における固形がんに対する治療薬候補「NIB103」の第1相臨床試験について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験計画届書を提出し、PMDAによる所定の調査が完了したと発表した。

 第1相臨床試験では、12~30症例において「NIB103」の安全性および忍容性を主要目的、抗腫瘍効果および細胞動態を副次目的として評価する計画。第1相臨床試験の結果を踏まえ、その後の必要な臨床試験を実施する予定としている。

★9:03  イルグルム-3日続伸 5月度の全社売上高39%増
 イルグルム<3690>が3日続伸。同社は9日、5月度の全社売上高は速報値で3億9763万2000円(前年同月比38.5%増)だったと発表した。1月は同35.0%増だった。

★9:04  コーセーアールイー-売り気配 1Q最終赤字転落 販売費が先行
 コーセーアールイー<3246>が売り気配。同社は9日、26.1期1Q(2-4月)の連結純損益は1.0億円の赤字(前年同期は0円)だったと発表した。

 ファミリーマンション販売事業において、今後完成する物件の販売開始により、売り上げと販売費の使用にズレが生じていることなどが響いた。

★9:04  テレビ朝日HD-SBIが投資判断引き上げ カタリストは新中計に向けた期待感の高まり
 テレビ朝日ホールディングス<9409>が3日続伸。SBI証券では、カタリストは27.3期から始まる新中計に向けた期待感の高まりと判断。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を2620円→3300円と引き上げた。

 4月に大株主朝日新聞社らの売り出しと上限30億円の自己株買いを発表し株式流動性が向上。また、同社子会社の老舗アニメ制作会社・シンエイ動画は代表作「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」の収益拡大に加え、近年は「窓ぎわのトットちゃん」で国際的な賞を受賞するなどオリジナル作品で存在感を高めている。SBIでは、カタリストは27.3期から始まる新中計に向けた期待感の高まり、ダウンサイドリスクは足元好調な地上波テレビ広告収入の急減を挙げている。

★9:04  住友大阪セメント-SMBC日興が目標株価を引き上げ 中長期の成長期待を改めて高めたい
 住友大阪セメント<5232>が反発。SMBC日興証券では、中長期の成長期待を改めて高めたいと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は4400円→4500円に引き上げた。

 SMBC日興では、26/3期ガイダンスでは、国内セメントの値上げや石炭安による恩恵が一定程度織り込まれているうえ、50億円を上限とした自社株買いを公表した点に言及した。計画をベースに24/3期~26/3期平均の総還元性向は57%と中計方針の50%以上を超過する水準が示された点は好印象という。もっとも、先行きはガイダンス対比で業績の大幅な上振れや還元強化の実施が短期的には期待しづらいと思われ、目先のカタリストは乏しい印象と指摘。27/3期からの新中計に向けて、資本効率向上や国内セメントからの事業ポートフォリオシフトなどで期待値を高めることができるかが焦点になると考えている。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:6/10(火) 11:30

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

日本株ランキング