西松建設<1820>が続伸。同社は4日、戸田建設<1860>とコンクリート用火山ガラス微粉末を用いた環境配慮型コンクリート(低炭素性)について将来の発展性を考慮し、共同で基本性状を確認し、研究開発に着手したと発表した。
同社らは従前より高炉スラグ微粉末を使用した環境配慮型コンクリートの開発に取り組んできたが、脱炭素に向けて、高炉から電炉製造への転換や火力発電の縮小の動きが見られ、同原料のの供給量が低減する可能性があるという。そこで、国内で調達可能な天然資源である火山ガラス微粉末に着目し、新たな環境配慮型コンクリートの研究に着手したとしている。
今後は実構造部への適用を目標とし、出荷を想定した試し練りや、模擬試験体による強度、耐久性、施工性などの確認を行うとしている。
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:4/4(木) 11:02
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