〔NY石油〕WTI3日続落、82.69ドル=3%超安(17日)

4/18 4:51 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ先送り観測が広がる中、エネルギー需要の先行きに警戒感が広がり、3日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物は前日清算値(終値に相当)比2.67ドル(3.13%)安の1バレル=82.69ドルだった。6月物は2.68ドル安の82.15ドル。
 パウエルFRB議長とジェファーソンFRB副議長は前日、それぞれ別々の発言機会で、インフレの高止まりや堅調な米経済を背景に政策金利を当面の間、現行の水準で据え置く方針を示唆。米金融引き締めの長期化に伴う景気減速の可能性が意識され、エネルギー需要見通しに懸念が強まった。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比270万バレル増だった。市場予想(ロイター通信調べ)の140万バレル増を上回る積み増し幅となったことで、需給の緩みが意識されたことも相場の下押し要因となった。
 ▽ガソリン=反落。中心限月5月物の清算値は9.36セント安の1ガロン=272.87セント。
 ▽ヒーティングオイル=3日続落。5月物の清算値は7.66セント安の1ガロン=257.47セント。(了)

時事通信

関連ニュース

最終更新:4/18(木) 5:26

時事通信

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング