〔NY外為〕円、156円台後半(14日朝)

5/14 22:24 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】14日午前のニューヨーク外国為替市場では、4月の卸売物価指数(PPI)で根強いインフレ圧力が示されたことを受けて円売り・ドル買いが強まり、円相場は1ドル=156円台後半に下落している。午前9時現在は156円60~70銭と、前日午後5時(156円19~29銭)比41銭の円安・ドル高。
 米労働省が14日発表した4月のPPIは前月比0.5%上昇と、市場予想(ロイター通信調べ)の0.3%上昇を上回った。前年同月比では2.2%上昇と、予想と一致。エネルギーと食料品を除いたコア指数は前月比0.5%上昇で予想の0.2%上昇を大幅に上回った。前年同月比では2.4%上昇(同予想2.4%上昇)だった。前月比で物価上昇圧力の根強さが示されたことで、指標発表直後は円安・ドル高方向にやや大きく振れた。ただ前年比で全体、コアともに市場予想と一致したほか、3月のPPIが前月比0.1%低下に下向き改定されたこともあり、その後は円が下落幅を縮小している。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0800~0810ドル(前日午後5時は1.0785~0795ドル)、対円では同169円10~20銭(同168円49~59銭)と、61銭の円安・ユーロ高。(了)

時事通信

関連ニュース

最終更新:5/14(火) 22:35

時事通信

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング