日経平均74円安と続落、TOPIX堅調継続で8日続伸=21日後場
21日後場の日経平均株価は、前営業日比74円82銭安の3万7677円06銭と続落した。一方、TOPIX(東証株価指数)が同8.20ポイント高の2804.16ポイントと8日続伸。8連騰は24年1月15日以来の約1年2カ月ぶり。朝方は、現地20日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が小幅反落した動きを受け、売りが先行。日経平均は午前9時の寄り付き時に同132円51銭安の3万7619円37銭を付けた。その後、3月配当権利を取る買いに支えられ上げに転じるなど堅調に推移する場面もみられた。ただ、上値が重く週末要因もあり取引終了にかけ下げ転換するなど、不安定な値動きだった。
東証プライム市場の出来高は26億6469万株。売買代金は5兆9909億円と2月28日の6兆2116億円に次ぎ、今年2番目の大きさとなった。騰落銘柄数は値上がりが757銘柄、値下がりは834銘柄、変わらずは46銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株や、SUMCO <3436> 、三和HD <5929> などの金属製品株が下落。MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> などの保険株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株も安い。伊藤忠 <8001> 、三菱商 <8058> などの卸売株や、北越コーポ <3865> 、大王紙 <3880> などのパルプ紙株も軟調。日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株や、信越化 <4063> 、富士フイルム <4901> などの化学株も弱かった。一方、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株が上昇した。
個別では、北越コーポ <3865> 、アイチ <6345> 、TDCソフト <4687> 、ブロドリーフ <3673> 、Fスターズ <3687> などが下落。半面、Gunosy <6047> 、TOWA <6315> 、南都銀 <8367> 、東京きらぼし <7173> 、スタンレー <6923> が上昇した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:3/21(金) 16:01