ダンスケ銀行とバークレイズ、ECB利下げ見通しを修正 

5/25 3:22 配信

ロイター

[ロンドン 24日 ロイター] - デンマークのダンスケ銀行は24日、欧州中央銀行(ECB)が年内に実施する利下げ回数について、従来の3回から2回にとどまると見通しを修正した。英銀大手バークレイズも7月に利下げが実施されるとの見通しを取り下げた。 

インフレ率は鈍化しているものの、ユーロ圏全体の成長率は上昇しており、ECBの利下げ余地は限定的との見方が強まっている。数カ月前には2024年に少なくとも5回の利下げが行われると予想されていたが、足元では12月のECBの基準金利は3.4%程度と、約60ベーシスポイント(bp)相当の利下げへと予想が修正されている。

ダンスケ銀のチーフアナリスト、ピエト・ヘインズ・クリスチャンセン氏は、6月の「政治的な利下げ」を含めて「ECBは今年2回(6月と12月)、来年は3回の利下げを実施すると予想する」と述べた。

バークレイズのアナリストも23日、インフレを巡る「不確実性の高まり」と経済活動の予想以上の加速を理由に「6月、9月、12月の会合でそれぞれ25bpずつ利下げするとの予想は変えないが、7月はもはや利下げしない」と見通しを変更した。ただ、バークレイズはECBによる今回の利下げサイクルとしては150bpの金利引き下げを予想している。

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最終更新:5/25(土) 3:22

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