各国中銀の広範な利下げ観測がドルを下支え＝ＮＹ為替

　きょうも為替市場はドル買いが優勢となっているが、各国中銀の広範な利下げ観測がドルを下支えしているとの指摘が出ている。世界の中銀が利下げに踏み切る可能性が高まっており、そのためドル高が続いているという。

　ＦＲＢは先週、金利を据え置き、年内の利下げ幅を計０．７５％ポイントとする予想に固執した。市場からはハト派的と受け止められている。ただ、ＦＯＭＣ発表直後こそ、対円を除いて、一旦ドル安が進行したが、現在は再びドル高が進行している状況。
　市場ではハト派的と受け止められたが、他の中銀と比べれば、ハト派の度合いが一致もしくは、それ以下だったため、ＦＯＭＣ直後のドル安は短命に終わったという。また、今後数カ月間はインフレ指標がカギを握るだろうとも付け加えた。

USD/JPY　151.27　EUR/USD　1.0804　GBP/USD　1.2643

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美