JMDC、ミガロHD、冶金工など/本日の注目個別銘柄

2/6 15:51 配信

フィスコ

現在値
冶金工4,365+25
ミガロHD2,066-59
ダイキン工16,625-155
バンナムH4,980-36
野村HLD928.6+10.60

<5535> ミガロHD 5580 +705
ストップ高。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は23.4億円で前年同期比4.
1%減となったが、10-12月期は4.1億円で同2.7倍の水準に。顔認証プラットフォー
ム「FreeiD」の採用拡大などによって、DX推進事業の売上高は前年同期比で累計41.
2%増、10-12月期は同32.1%増と拡大が続いている。通期では、期初想定30-35億円
に対し、35億円を超えるペースとなっているもよう。

<5480> 冶金工 4440 +470
急伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は132億円で前年同期比17.0%減
となったが、上半期実績の同33.8%減から減益率は縮小した。通期予想の180億円は
据え置き。同時に創立100周年記念配当の実施を発表しており、これが買い材料にな
った。記念配当20円を実施して期末配当金は従来計画の100円から120円に引き上
げ、年間配当金は前期比20円増の220円となる。

<8604> 野村 1037.5 37.5
大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期税前利益は1383億円で前年同
期比75.7%増、前四半期比でも4%増と順調推移になっている。米国や欧州での収益
が改善する形になっている。証券化収益が好調だったもよう。また、港区高輪の土
地・建物を3月~4月にかけて売却すると発表したこと、創立100周年記念配当を実施
することなども評価材料につながる。

<7832> バンナムHD 4822 +433
大幅続伸。前日の前引け後に決算を発表したが、直後に株価は急伸して、本日も一
段高の展開に。10-12月期営業利益は656億円で前年同期比5.1倍となり、市場予想を
20億円程度上回ったとみられる。また、通期予想は従来の1600億円から1800億円、
前期比98.5%増に上方修正。コンセンサスは1700億円程度であった。株主還元強化
の新中計、自社株買いの実施発表なども好材料視。

<6367> ダイキン工 16750 -1010
大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は721億円で前年同期
比2.0%増となり、870億円程度の市場予想を下回っている。想定通りに中国での販
売が低迷しているほか、米国でもユニットエアコンの売り上げが伸び悩んでいるも
よう。第3四半期累計営業利益は3187億円で前年同期比4.0%増、据え置きの通期計
画4280億円、前期比9.1%増の達成にはやや不透明感も。

<2801> キッコマン 1469 -96
大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期事業利益は204億円で前年同期
比3.6%減となっている。供給力不足などで欧州しょうゆの売上が失速する形になっ
ているもよう。北米の増益率も固定費増などで鈍化する格好に。第3四半期累計営業
利益は625億円で前年同期比17.1%増だが、2四半期連続で増益率は小幅にとどまっ
ており、通期業績の上振れ期待などは後退する方向のようだ。

<7004> カナデビア 974 -78
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は65.8億円で前年同期
比21.6%減となり、通期予想は260億円、前期比6.9%増を据え置いた。第2四半期で
はInovaの通期見通しを上方修正していたが、今回は買収子会社の償却費上振れなど
によって下方修正しており、期待感が後退する形になっている。なお、サプライズ
は限定的であるが、10-12月期受注高は前年同期比16.3%減と減少。

<5214> 日電硝 3702 +313
大幅続伸。前日に24年12月期の決算を発表、営業利益は61.2億円で前期104億円の赤
字から黒字転換、会社計画の50億円などを上振れている。25年12月期は200億円で同
3.3倍の見通し、170億円程度のコンセンサスも上回っている。ディスプレイ用ガラ
スの値上げ効果などが背景に。また、発行済み株式数の8.67%に当たる700万株、20
0億円を上限とする自己株式の取得実施も発表へ。

<7203> トヨタ自 2903.5 -59.5
大幅反落。前日の取引時間中に第3四半期決算を発表、その後は買い先行となり、本
日も朝方は買い優勢となった。10-12月期営業利益は1兆2153億円で前年同期比27.
7%減となり、1兆3500億円程度の市場予想を下振れた一方、通期予想は従来の4兆30
00億円から4兆7000億円に上方修正した。ただ、円相場が一時151円台後半まで円高
が進んだため、輸出株全般に利食い売りが広がった。

<4483> JMDC 3323 -606
急落。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は25.6億円で前年同期比2
4.2%増となったが、会社計画や市場予想を下回っているもよう。第3四半期累計営
業利益は58.1億円で前年同期比2.6%増であり、据え置きの通期計画93億円、前期比
32.7%増の達成にはハードルが高まったとの見方に。人材採用の積極化などによる
固定費上昇の影響などが強いようだ。
《ST》

フィスコ

最終更新:2/6(木) 15:51

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