日経平均は60円程度高、買い一巡後は上値が重い=15日前場
15日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比60円程度高い3万8540円前後で推移する。現地14日の米国株式市場は、ナスダック総合指数が5日続落した一方、NYダウが続伸しSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は5日ぶりに反発するなどまちまち。ただ、日本の半導体関連株への影響が大きいSOX指数が上昇したことを刺激材料に、リバウンド狙いの買いが先行。午前9時2分には、同300円69銭高の3万8774円99銭を付けている。ただ、買い一巡後は買い手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに押される展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比225円高の3万8725円だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落している。バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株が上昇。ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株や、第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株も高い。日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株や、帝人 <3401> 、ワコールHD <3591> などの繊維株も堅調。ソニーG <6758> 、キーエンス <6861> などの電気機器株や、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株もしっかり。一方、古河電工 <5801> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株が安い。
個別では、トレファク <3093> 、オープンG <6572> 、古野電 <6814> 、ベイカレント <6532> 、FPパートナ <7388> が上昇。半面、Mフォワード <3994> 、ヨシムラFH <2884> 、エスプール <2471> 、タマホーム <1419> 、ディップ <2379> などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=158円前後(14日は157円52-54銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同161円53-57銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/15(水) 10:03