中国、豪産ワインの高関税解除＝経済関係改善を反映

　【北京、シドニー時事】中国商務省は28日、オーストラリア産ワインに課している高関税を29日から解除すると発表した。経済分野で両国の関係改善が進んだことを反映した形だ。両国は今年3月末までに措置を見直すことで一致していた。
　解除されるのは、2020年から課している最高200％を超える反ダンピング（不当廉売）関税など。商務省は競争環境が変化したためだと説明。「豪州は重要な貿易相手であり、経済・貿易関係の発展を願う」（報道官）と表明した。