【ロンドン時事】週末19日の欧州株式市場はおおむね下落した。ただ、英FT100種平均株価指数(FTSE100)は18.80ポイント(0.24%)高の7895.85でこの日の取引を終えた。週間ベースで1.25%安。
ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.56%安(週間では0.69%安)、フランスCAC40種指数は0.01%安(同0.14%高)、ストックス欧州600種指数は0.08%安(同1.18%安)だった。
欧州株は、中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まり、テクノロジー株の下落などが響いて低迷。一方、英イングランド銀行(中央銀行)幹部の発言を受け、早期利下げ期待が広がり、英株は上昇した。
FTSEの構成銘柄では、包装資材大手DSスミスによる買収提案を拒否したことで包装資材大手モンディは9.30%高と大きく伸ばし、上昇率トップ。有害生物管理会社レントキル・イニシャルが2.37%高、飲料大手コカ・コーラ・ボトリング・カンパニーが1.91%高と続いた。一方、DSスミスが10.26%の大幅安だったほか、小売り大手JDスポーツ・ファッションが2.78%安だった。
DAXでは、素材化学大手コベストロ(2.90%高)や製薬大手サルトリアス(2.62%安)、エネルギー大手シーメンス・エナジー(2.43%安)と売られた半面、香料大手シムライズ(1.74%高)や分子診断大手キアゲン(1.19%高)が買われた。(了)
時事通信
最終更新:4/20(土) 2:35
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