株式明日の戦略ー2週連続で4桁の下落、来週は中銀イベントを消化

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 11日の日経平均は大幅反落。終値は1259円安の64011円。

 日経平均は大幅反落。ただ、後場には値を戻しており、引け味は悪くなかった。9月に入って水準を切り下げており、お世辞にも強いとは言えないが、リスクオフに傾きそうなところでは踏みとどまっている。きょうは26週線(63411円、11日時点)を割り込んだところで売りが一巡した。3月や7月に押した際には、26週線近辺で下げ止まっている。来週はスケジュール的にもう少し我慢の時間帯が続きそうだが、反転のタイミングはそう遠くないかもしれない。

 今週はソフトバンクグループ<9984.T>が注目を集める日が多かった。週間では17%上昇している。他のAI関連には大きく下落したものも多く、ソフトバンクグループの強さが際立っていた。多くのAI関連は6月後半から7月前半に高値をつけているが、ソフトバンクグループが直近の高値をつけたのは6月2日。他の銘柄より先にピークアウトした分、日柄での調整は進んでいる。AI関連の代表格かつ、日経平均を刺激しやすい銘柄だけに、この先、この銘柄の底打ちが鮮明となるようなら、日本株全体にもポジティブな影響が出てくるだろう。


【来週の見通し】
 軟調か。FOMCが15~16日、日銀金融政策決定会合が17~18日の日程で開催される。これらを消化しながら日米の長期金利や為替に一喜一憂することになるだろう。ただ、植田総裁の会見は金曜の引け後で、東京市場は翌週の月曜から水曜までが休場となる。9月の日銀会合では利上げが確実視されている状況下、FOMCを波乱なく消化できたとしても、金曜まで警戒ムードがくすぶり続けると思われる。中東の地政学リスクが高まっていることも懸念材料。植田総裁の会見での発言で長期金利や為替が大きく動く可能性もあるだけに、総裁会見や大型連休を前にしてはリスク回避の売りに押されやすくなると予想する。


【今週を振り返る】
 軟調となった。翌週にFOMCや日銀金融政策決定会合を控える中、不安定な動きが続いた。日経平均は週初の7日はAI関連が強く買われて4桁の上昇。一方、8日は円高進行を警戒して4桁の下落となった。9日と10日は小動きとなったが、中東情勢が緊迫化して原油価格が上昇し、米国の長期金利も上昇する中、手がけづらさが強く意識された。NY原油が1バレル100ドル台に乗せてきたことを受けて、11日は4桁の下落。この日の下げが響いて週間でも下落した。日経平均は週間では1009円の下落となり、ローソク足では2週連続で陰線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、7月第3次産業活動指数、20年国債入札(9/15)、7月機械受注、8月貿易統計(9/16)、日銀金融政策決定会合(~9/18)、東京ゲームショウ2026(~9/21)、8月首都圏マンション販売(9/17)、8月全国消費者物価指数(CPI)、植田日銀総裁会見(9/18)などがある。

 海外の経済指標の発表やイベントでは、米FOMC(~9/16)、中国8月小売売上高、中国8月固定資産投資、中国8月鉱工業生産指数、独9月ZEW景況感指数、米9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米20年国債入札(9/15)、米8月輸出物価指数、米8月輸入物価指数、米8月小売売上高、米9月NAHB住宅市場指数、米7月企業在庫、米政策金利発表、ウォーシュFRB議長会見、米7月対米証券投資(9/16)、米8月住宅着工件数、米8月建設許可件数、米9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米8月NAR仮契約住宅販売指数(9/17)、米8月鉱工業生産、米8月設備稼働率、米8月景気先行指数(9/18)などがある。

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