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ロンドン為替見通し=天然ガス価格上昇を受けたラガルドECB総裁の講演に要注目か

12/8 13:37 配信

トレーダーズ・ウェブ

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、欧州圏での新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大状況を見極めつつ、天然ガス価格の上昇基調を受けたラガルドECB総裁の講演に注目する展開となる。

 昨日のバイデン米大統領とプーチン露大統領の首脳会談では、バイデン米大統領が「ロシアがウクライナへ侵攻した場合は、ノルドストリーム2(独露間をつないだ天然ガスのパイプライン)の停止を目指す」と警告したことで、天然ガス価格と原油価格が上昇している。
 ラガルドECB総裁は、先日、利上げについての「フォワードガイダンスの条件が満たされれば行動をためらわない」と述べつつも、2022年の利上げの可能性は極めて低い、インフレ率が2022年中に低下すると強く信じている、と述べた。ドイツ当局がノルドストリーム2の稼働前に必要な認証プロセスを停止していることで、来春辺りまで承認されない可能性が警戒されている。ロシアがウクライナに侵攻した場合、天然ガス価格は高騰し、インフレ高進が持続的になる可能性、すなわち、インフレ上昇と景気減速によるスタグフレーションへの可能性が高まることになる。

 プーチン露大統領は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟することは、「超えてはならない一線」だと警告し、西側諸国に対して、安全保障問題を巡る「レッドライン」を越えないよう警告している。プーチン露大統領は、2013年にオバマ米大統領(当時)が「世界の警察官」役を返上して、シリア軍事介入を撤回した後、ウクライナのクリミア併合を強行し、中東でもアサド政権を支えるためシリアに軍事介入した。今年8月、バイデン米大統領がアフガニスタンから米軍を撤退させたことで、ウクライナへ侵攻する可能性が高まっており、ユーロの売り圧力を強めつつある。

 ユーロドルのテクニカル分析でも、1.2349ドルを頭とするヘッド・アンド・ショルダーが完成しており、目標値1.08ドル処が点灯している。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・基準線の1.1402ドル、ユーロ円は一目・転換線の128.37円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、11月26日の安値の1.1207ドル、ユーロ円は12月6日の安値の127.39円。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:12/8(水) 13:37

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