後場コメント No.1　豊田織機、岡三、ＮＥＳＩＣ、大同工、ＰＡＬＴＡＣ、三井不

★12:31　 豊田自動織機－後場買い気配　今期最終益14％増見込む　前期は19％増
　豊田自動織機<6201>が後場買い気配。同社は26日11時40分に、25.3期通期の連結純利益予想（IFRS）は2600億円（前期比13.6％増）と発表した。市場コンセンサスは2676億円。

　セグメント別の売上高は、自動車セグメントは1兆1820億円（前期は1兆0964億円）、産業車両セグメントは2兆5850億円（前期は2兆5872億円）としている。また、想定為替レートは、1米ドル145円、1ユーロ155円とした。

　24.3期通期の連結純利益は2288億円（前の期比18.6％増）だった。売り上げの増加、為替変動による影響、物流費の減少、グループあげての原価改善活動の推進などが寄与した。

　併せて、24.3期の期末配当を100円→140円（前期は100円）にすることも発表した。年間配当は200円→240円（前期は190円）となる。また、25.3期の年間配当予想は280円（中間140円、期末140円）とした。

★12:31　 岡三証券Ｇ－後場上げ幅拡大　前期最終益24.9倍　委託手数料の増加が寄与
　岡三証券グループ<8609>が後場上げ幅拡大。同社は26日11時30分に、24.3期通期の連結純利益は131.7億円（前の期比24.9倍）だったと発表した。国内外の堅調な株式市況を背景に、株券などトレーディング損益や委託手数料が前年度比で増加したことが寄与した。

　25.3期の業績予想については、事業の特性に鑑み業績予想を行うことは困難であるため、非開示としている。

★12:32　 ＮＥＣネッツエスアイ－後場買い気配　今期営業益15％増見込む　前期は10％増
　ＮＥＣネッツエスアイ<1973>が後場買い気配。同社は26日11時30分、25.3期通期の連結営業利益予想を290億円（前期比15.4％増）に、年間配当予想を56円（前期は49円）にすると発表した。市場コンセンサスは291億円。

　働き方改革や次世代ネットワーク・セキュリティなどの高付加価値事業の拡大を加速させる。市場活性化が期待される安全保障関連や消防システムの更新需要など同社の強みを生かせる領域への積極対応も進めるとしている。

　24.3期通期の連結営業利益は251億円（前の期比10.4％増）だった。製造業や公共企業などの企業向けや官公庁向けを中心に受注が好調に推移した。会社計画は240億円。

★12:34　 大同工業－大幅続落　前期最終損益を下方修正　減配も発表
　大同工業<6373>が大幅続落。同社は25日、24.3期通期の連結純損益予想を従来の10.0億円の黒字から3.0億円の黒字（前の期は2.6億円の赤字）に下方修正すると発表した。

　売上高減少の影響に加え、2024年能登半島地震の影響により、一時工場が操業停止したことや、営業外費用、特別損失を計上したことなどを踏まえた。
　
　併せて、24.3期の期末配当予想を従来の25円から15円（前の期末は15円）に引き下げると発表した。年間配当予想も同額となる。

★12:36　 ＰＡＬＴＡＣ－3日続伸　前期営業益を上方修正　増配も発表
　ＰＡＬＴＡＣ<8283>が3日続伸。同社は25日、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の265億円から272億円（前の期比11.0％増）に上方修正すると発表した。
　
　売り上げ拡大を軸とした売上総利益額の増加、売り上げ拡大に伴う固定費吸収効果や配送効率化による販管費率の低下など継続した取り組みが寄与する。

　併せて24.3期通期の期末配当予想を45円から49円（前の期末は41円）に修正すると発表した。年間配当予想は94円（前の期は82円）となる。

★12:39　 三井不動産－後場上げ幅拡大　日銀が金融政策を現状維持　不動産株に買い
　三井不動産<8801>が後場上げ幅拡大。日銀が26日昼に金融政策決定会合の結果を公表し、現状維持としたことが材料視されている。

　当座預金のうち政策金利残高に対する無担保コールレート（オーバーナイト物）を0～0.1％程度とし、長期国債の買い入れについては3月の会合で決定した方針に沿って実施する。

　金利引き上げへの警戒感が後退したことから、不動産株に買いが入っている。住友不動産<8830>、三菱地所<8802>なども上げ幅を広げている。