〔NY外為〕円上昇、143円台前半(1日午前)
【ニューヨーク時事】1日午前のニューヨーク外国為替市場では、地政学的リスクの高まりを背景に円の買い戻しが進み、円相場は1ドル=143円台前半に上昇している。午前10時20分現在は143円20~30銭と、前日午後5時(143円57~67銭)比37銭の円高・ドル安。
日経平均株価の反発などを背景に、海外市場では円を売ってドルを買う動きが先行。ただ、144円台半ば付近の抵抗線を境に円は下げ止まり、その後は米長期金利の低下を眺めて一時143円台に切り返した。
ニューヨーク市場入り後も円の軟調地合いが続いていたものの、イランがイスラエルを弾道ミサイルで攻撃する兆候があるとの報道をきっかけに、流れは反転。円は一時142円台に乗せた。この日午前に発表された米経済指標は、米サプライ管理協会(ISM)の9月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回った一方、米労働省が集計した8月の雇用動態調査(JOLTS)は予想を上回った。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1080~1090ドル(前日午後5時は1.1129~1139ドル)、対円では同158円70~80銭(同159円91銭~160円01銭)と、1円21銭の円高・ユーロ安。(了)
時事通信
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最終更新:10/2(水) 0:26