米MMF資産残高、2008年以来の大幅減少-納税期限が影響

4/19 7:58 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)の資産残高が2008年以来の大幅な減少となった。納税期限の到来に伴い機関投資家が資金を引き揚げたことが主因。

米投資信託協会(ICI)のデータによると、17日までの1週間に米MMFから約1120億ドル(約17兆3000億円)が流出した。総資産は5兆9700億ドルと、前週の6兆800億ドルから減った。

米財務省のデータによると、11-17日に徴収された法人税は総額1007億ドルに上る。

毎年の納税では銀行システムから多額の資金が流出することが多いが、MMFの資金を税金支払いに充てるケースもある。

17日終了週の内訳をみると、主にTBや現先取引、政府機関債などの証券に投資するガバメントMMFの資産は990億ドル減少して4兆8000億ドル。コマーシャルペーパー(CP)など相対的にリスクの高い資産に投資する傾向があるプライムMMFの資産も120億ドル減の1兆100億ドル。

原題:Money-Market Assets Drop Most Since 2008 as Tax Day Takes Toll(抜粋)

--取材協力:Carter Johnson.

(c)2024 Bloomberg L.P.

Bloomberg

関連ニュース

最終更新:4/19(金) 7:58

Bloomberg

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング