C&Fロジ、AZ-COM丸和によるTOB開始は「延期必要」

4/19 18:03 配信

ロイター

Shinichi Uchida

[東京 19日 ロイター] - C&Fロジホールディングスは19日、AZ-COM丸和ホールディングスから提案を受けている株式公開買い付け(TOB)について、少なくとも5月末までは開始を延期する必要があるとの考えを公表した。AZ-COM丸和側は5月上旬の開始を想定する。

AZ-COM丸和は3月21日にTOB予定を公表。C&Fロジの完全子会社化を目指している。その後、両社の間で質問や回答などのやりとりが続いていた。

C&Fロジは当初から開始の延期を求める姿勢だったが、19日付で送付した質問事項の中で、特別委員会を含めた考えとして、AZ-COM丸和側の想定するタイムラインでは「マーケット・チェックの期間としては不十分」と指摘し、少なくとも5月末までは開始を延期する必要があるとした。C&Fロジは複数の対抗提案に関する意向表明を受けており、これらを含めて十分な検討が必要と説明している。

このほか、AZ-COM丸和が今回の取引後に実質的な財務リスクは存在しないとしている根拠の具体的な説明などを求めている。

C&Fロジは、公表内容はAZ-COM丸和による取引に関する意見を表明したものではなく、意見は決定次第、改めて公表するとしている。

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最終更新:4/19(金) 18:03

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