〔東京外為〕ドル、154円台前半=強い米小売統計で上昇(16日午後5時)

4/16 17:08 配信

時事通信

 16日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前日発表された米小売売上高が強かったことに支援され、1ドル=154円台前半に上昇している。午後には一時154円60銭前後まで買われた後、戻り売りに押された。午後5時現在、154円39~39銭と前日(午後5時、153円89~91銭)比50銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、前日の海外時間に買われた流れから154円10~20銭前後で取引された。午前9時以降、実需筋の買いが強まり、仲値にかけては154円30銭台に浮上。人民元安・ドル高もドル円を支援した。午前11時前後には154円40銭前後まで買われたが、正午にかけて154円30銭台に伸び悩んだ。午後は同水準を軸にもみ合ったが、時間外取引で米長期金利が上昇したのを受け、154円台後半に上値を切り上げる場面があった。
 前日の海外市場では、米国時間の序盤に発表された3月の米小売売上高が市場予想を大幅に上回り、米長期金利が上昇。153円90銭台から154円40銭台まで水準を切り上げた。中盤以降は買い一服となり、終盤は154円10銭台に伸び悩んだ。
 東京時間は、実需筋の買いが優勢となったほか、午後は「前日の海外時間の高値である154円40銭台を上抜けたことでストップロスの買いがやや強まった」(大手邦銀)とされる。ただ、「介入警戒感から上値では戻り売りも厚い」(運用会社アナリスト)ことから、終盤は伸び悩む展開だった。
 ユーロは終盤、対円、対ドルでもみ合い。午後5時現在、1ユーロ=163円91~94銭(前日午後5時、164円02~03銭)、対ドルでは1.0617~0618ドル(同1.0658~0658ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:4/16(火) 17:34

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