23日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前日の海外市場で売られた流れを受け、1ドル=158円台半ばに下落している。前日の東京時間に買われた反動から調整売りが優勢となった。午前9時現在、158円48~49銭と前日(午後5時、158円77~78銭)比29銭のドル安・円高。
前日の海外市場では、欧州時間は東京時間に買われた反動から軟調となり、米国時間序盤に158円50銭前後に下落。その後、強めの米経済指標で158円80銭台に浮上したが、中盤は米長期金利の低下を眺めて158円20銭前後に反落した。終盤は158円30~40銭前後で下げ渋った。
前日の米国時間に発表された2025年7~9月期の実質GDP改定値や最新週の新規失業保険申請件数などは強めとなり、米長期金利が上昇したことからドル円も買いが強まった。ただ、その後、米金利が低下に転じ、ドル円も上値は重くなった。前日の東京時間には158円台後半まで買われたが、「介入警戒感から上値の重さが意識された」(為替ブローカー)こともあり、米国時間も米金利低下に伴って調整売りが優勢だった。
東京時間は、日銀決定会合の結果公表を控えて、いったん様子見ムードとなりそうだ。金融政策は現状維持が見込まれ、これ自体は織り込み済み。焦点は、植田総裁の会見内容で、「最近の円安傾向を受けてタカ派姿勢を期待するムードが強い」(大手邦銀)こともあり、「先行きの利上げに慎重なハト派姿勢が示されると、円売りが強まる恐れがある」(同)との声が聞かれる。
ユーロは対円、対ドルで堅調。午前9時現在、1ユーロ=186円27~28銭(前日午後5時、185円61~62銭)、対ドルでは1.1753~1753ドル(同1.1689~1689ドル)。(了)
時事通信
最終更新:1/23(金) 9:34