<マ-ケット日報> 2024年3月28日

3/28 16:32 配信

株探ニュース

 28日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比594円安の4万168円だった。昨日の米国株は反発したが日経平均は前日に急伸した反動などから400円以上も売られるスタートに。日銀が行き過ぎた円安にはあらゆる手段で対応すると発言したことで円安トレンドが一服。これも相場を不透明にさせ下げ幅は一時700円超える場面まであった。一方、本日は3月決算銘柄の配当権利落ち日。配当落ち分の265円を考慮すると実質の下げ幅は330円程度に収まっている。

 昨日の米国市場は米景気の底堅さを背景に押し目買いが入りダウ平均は4日ぶりに大幅反発した。ダウ平均は直近3日間で500ドルほど下げていたため値頃感が出ていた。この日は目立った材料はなかったが目先筋の利食い売りが一巡したことで上げやすくなっていた。最近の米経済指標はしっかりした内容のものが多くファンダメンタルズ的に売られる余地は少ない。出遅れていた景気敏感株やディフェンシブ株が買われS&P500種指数は1週間ぶりに最高値を更新している。

 さて、東京市場は配当落ちなどもあって日経平均は大幅反落へ。下値は4万円台をキープしており、4月からの新年度相場はこの4万円辺りが最初の起点となりそうだ。現状の相場は深めに押しても下値25日移動平均線(3万9628円)が支えにもなっている。明日は月末と年度末が重なって不安定な動きがあるかもしれないが、新年度も増収増益が見込まれており押し目買いスタンスでいいだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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最終更新:3/28(木) 16:32

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