香港前引け:続伸、本土株高を好感 自動車関連に買い
21日前場の香港市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.53%高の23807.13ポイントだった。中国企業指数は前日比0.68%高の8647.10ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1192億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、23800ポイント前後でもみ合い。人民元の対米ドル相場の上昇を背景に中国本土の主要株価指数が続伸し、香港市場にも買いの勢いが波及した。オフショア人民元(CNH)は20日に1米ドル=7.22元を割り込んでいたが、きょうは7.20元に近い水準で推移している。セクター別では、自動車関連の上昇が目立つ。
個別では自動車販売の中升集団(00881)、自動車メーカーの理想汽車(02015)と吉利汽車(00175)、BYD(01211)が高い。金価格の上昇を受け、紫金鉱業集団(02899)が大幅に続伸。スポーツ用品の安踏体育用品(02020)、製薬の石薬集団(01093)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)も買われた。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ(01928)と銀河娯楽(00027)、不動産管理の華潤万象生活(01209)、ビール大手の華潤ビール(00291)が売られた。
トレーダーズ・ウェブ
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最終更新:5/21(水) 13:22