豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪準備銀行による早期利下げの思惑後退
■軟調推移、中国経済への懸念高まる
今週の豪ドル・円は軟調推移。トランプ米次期大統領が「中国に対して10%の追加関税を課す」と表明したことを受け、中国経済への懸念が高まったことが豪ドル安につながった。日本銀行による早期利上げ観測が広がったことも豪ドル売り・円買いを促す要因となったようだ。取引レンジ:97円45銭-101円01銭。
■下げ渋りか、豪準備銀行による早期利下げの思惑後退
来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)ブロック総裁は「コアインフレ率が高過ぎ、近いうちに利下げ検討はできない」と述べており、政策金利は当分据え置きになるとの見方から豪ドルは引き続き売りづらい。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドル・円は96円台で下げ渋る可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・2日:10月小売売上高(9月:前月比+0.1%)
・4日:7-9月期国内総生産(GDP)(4-6月期:前年比+1.0%)
・5日:10月貿易収支(9月:+46.09億豪ドル)
予想レンジ:96円00銭-99円00銭
《FA》
フィスコ
最終更新:11/30(土) 14:31