NY時間に入ってドル安が優勢となる中、カナダドルは買いが優勢となっている。ドルカナダは1.36ドル台に下落する一方、カナダ円は113円台後半まで上昇している。
本日はカナダ中銀が金融安定化報告を公表していたが、金利が市場の期待通りに動かなかった場合、一部の資産価格が急激に調整される可能性を警告していた。これまでの急速かつ積極的な引き締めの後、市場は金利がいつ、どの程度下がるかにますます注目するようになった。その結果としてリスク選好が再燃し、資産価格は上昇したと説明している。
すでに市場やエコノミストは、カナダ中銀がカナダドル安を誘発することなくFRBの政策からどれだけ乖離できるかに限界があるとの認識から、利下げ期待を縮小させている。
USD/CAD 1.3691 CAD/JPY 113.70
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶ(FX)
最終更新:5/10(金) 1:45
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