5日の株式相場見通し=大幅反落、米株急落受けリスクオフの流れに

4/5 8:01 配信

みんかぶ

 5日の東京株式市場は大型株を中心に大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は大幅反落を余儀なくされそうだ。3万9000円台前半に水準を切り下げ、場合によっては3万9000円大台攻防を意識させる展開もあり得る。前日の米国株市場ではNYダウが500ドルを超える大幅安となり4日続落、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も200ポイントを超える下げとなった。NYダウは4営業日で1200ドルを上回る下落幅となっている。この日は朝方取引開始前に開示された週間の新規失業保険申請件数が予想を上回ったことで労働需給のタイト感が緩和され、主要株価指数は高く始まったが、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内の利下げ見送りの可能性に言及し、これが嫌気される形となり大きく値を崩した。原油市況が一段と水準を切り上げ、一時1バレル=87ドル台後半まで上昇し、約半年ぶりの高値をつけたこともインフレ再燃を想起させ、全体相場の下げを助長している。東京市場では米株市場が波乱含みの下げとなったことを受けリスク回避ムードは避けられず、主力ハイテク株をはじめ広範囲に売りが広がることが予想される。日本時間今晩に3月の米雇用統計発表を控えており、この内容を見極めたいとの思惑もあり押し目に買い向かう動きも限定的となりそうだ。

 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比530ドル16セント安の3万8596ドル98セントと4日続落。ナスダック総合株価指数は同228.376ポイント安の1万6049.082だった。

 日程面では、きょうは2月の家計調査、3月上中旬の貿易統計、3カ月物国庫短期証券入札、2月の景気動向指数(速報値)など。海外では、2月の豪貿易収支、2月のユーロ圏小売売上高、3月の米雇用統計、2月の米消費者信用残高など。なお、台湾、中国市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

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最終更新:4/5(金) 8:01

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